2009年12月29日火曜日

音訳が拓く新たな世界


音訳ってご存知だろうか?主に目の不自由な方の為に、書籍などを音声で記録することらしい。私も最近知ったので偉そうには言えないのだけど。ある音訳をしているボランテイアの会の方から「奇跡の寄席」を音訳したいとのお申し出があった。その方々は、全くのボランテイアで書籍を音訳されているのだという。最近は著作権がうるさいので個別に許諾をとっておられるらしい。たまたま、産経新聞の記事をご覧になってこの本のことを知っていただいたという。
「奇跡の寄席」を書いて、様々な出会いがあった。どれもがとても嬉しいものであった。その中でも、この巡り合いは特別な気がしている。私が書いた文章が、文字という媒体でなく、音声で、より多くの方々に伝わる。こんなありがたいことはない。連絡を頂戴して、早速記事を書いてくださった記者の方にもご報告した。
目の不自由な方には落語ファンの方が多いのかもしれない。そんな方々に繁昌亭建設の経緯や大阪の人々の心意気を知っていただければ、より落語に興味を持っていただけるかも知れない。そして、できれば繁昌亭に足を運んでいただきたい。そんな想いを是非とも実現できればと今、考えている。

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