2009年12月26日土曜日

夢のまた夢


「現状に満足している」、「良い」と思う人の多くが「変革」を求めないし、その体制を堅持しようとする。それは当然のことであろう。極端なワンマン社長ではあるが、その社長から寵愛を受けていればその体制が続くことを願うであろう(少なくとも自分がその地位を継承するまでは)し・・・。今回の政権交代で「悲惨な」思いをしている人も少なくないと思う。前政権までであれば「はいわかりました」ということも(逆にそうであったが故に)、今は「NO」を突きつけられたり・・・。公共事業や補助金配分のパイそのものが減り、決定方式も仕分けやらで変わってしまったわけだから。政治の世界に限らず。権力がシフトするとはこういことなんだなあと思う。以前まで「NO」であったものがガラリと「YES」に変わる。逆も真なり。
時代のパラダイムシフトということだと思う。
そこには、一貫した信念や想いと言うものを超越した人間の性があるように感じる。
亀井さんの郵政もそうやし。ただ、時代の流れに「乗る」ことが目的になってしまうと、やや悲しい。しかし、世の全てが「そういうこと」なのかもしれない。自ら運命や人生を切り拓くことの儚さを感じる。

「露とおち 露と消えにし わが身かな 難波のことも 夢のまた夢」

0 件のコメント:

コメントを投稿