会議後、秘書から聞いた話に驚いた。当日の昼過ぎ、Sさんは突如、「パリの人に会うならあのネクタイを締める」と言い出されたというのである。ところが、そのネクタイ、通常、東京に保管されており、大阪には無い。「会長、あれは今、東京にありまして、今からはちょっと・・・」と秘書が説明すると、「まだ、夕方まで時間がある。持って来させなさい」と「指示」されたとのこと。その時点で残す時間は4~5時間だったとのことであるが、ネクタイは無事、大阪に届けられた・・・・。
一事が万事、人を喜ばせるためには全力。真似のできないサービス精神。
会議後、秘書が私に語った言葉が忘れられない「これで、パリの一行に『大阪におもろいおっさんがいた。大阪はおもろいところや』という強烈な印象を残したでしょうねえ。よかった、よかった」
靴で床を叩いてローハイドを唄われることがある、とは聞いていたが、ラ・マルセイエーズとは・・・。
一本のネクタイに心を込めるとは・・・・
これもまた、ええ場面を見せてもろた幸運に感謝である。
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