2009年12月10日木曜日

MSG、うま味調味料


お好み焼きのカウンターで焼くのを見ていると、必ずと言ってよいほど、仕上げの段階で「ざざーっ」と白い粉がかけられる。白い粉の「線」がかなり長い間続くので、量的には少なくない。中華料理もそうらしい。ある有名うま味調味料会社の社員である私の友人に随分以前連れられて行った中華料理店。梅田にあるその店は、市内にも数店舗を有するなかなかの人気店であるが、その友人によると「かなりのお得意先」であるとのこと。そうそう、とあるカウンターしかない居酒屋もそうだった。焼き鳥を注文すると、串刺しにした鶏に「ざざーっ」と白い粉をかけてから焼き始めていた。普通の光景なんだと思うし、化学調味料・グルタミン酸ナトリウム(MSGと呼ぶ)の人体への影響は諸説があり結論は出ていない。わが国では、私の記憶が正しければ、40年ほど前は「うま味調味料を食べると頭が良くなる」という「伝説」さえあった。米国のほうがMSGへの風当たりが強いようで、中華料理店では「当店はMSGを使っていません」というような掲示をしている店が多い。日本では見かけない。もしかしたら、ほぼ全ての店で使っているから?なのか?役所が寛容なのか?消費者もこれまた寛容なのか?理由はわからない。人体への影響はわからないけど、お好み焼きや中華を食べた後に、舌に違和感があったりやたらと喉が渇くことはある。でも、それもうま味調味料のせいなのかどうか?定かではないけれども。ホンマ「食」にはわからんことが沢山あるなあ、と思う。

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